SUPボードを買ってみたものの、保管ってどうすればいい?
場所を取るからコンパクトにまとめておきたいけど、劣化は大丈夫?
ハードボードで畳めなくて保管場所に困ってる!
そんな方々に、保管場所や保管方法について解説します。
まずは使用後のケアを!
SUPで楽しい一日を過ごした後、疲れた勢いでそのままバックにしまっていませんか?
綺麗な湖だったから洗わなくても大丈夫でしょう!
と思うかもしれませんが、そこには思わぬ落とし穴があります。
その成分が残ると劣化を早める原因になりますし、
アオコなどの微生物がついたままだと悪臭の原因にもなります。
黄色く変色する、ベタ付くなど劣化の原因になりますのでしっかりと海水を落してください。
また、石や砂などを噛んだままだと、保管時に傷がつくこともありデッキパッドの隙間などにも残さないよう洗い流しましょう。
洗った後はしっかり乾燥!
汚れを洗い流した後は乾燥させましょう。
水分が残ったままの保管はカビの発生や劣化につながります。
特にデッキパッドは水分が残りやすいので気を付けましょう。
現地で乾ききらなかった場合は、持ち帰った後にベランダや庭に出しておくか、
どうしてもスペースがない場合もバックのジッパーを開けておくなど、乾燥するように心がけましょう。
また、屋外での乾燥時は直射日光に特に注意。
ボードが過熱することにより内部の空気が膨張、空気圧があがってパンクすることが度々あります。
空気圧を落としてから乾かすか、風当たりのいい日陰で乾かすようにしましょう。
そして、特に忘れがちなのはパドルです。
長さを変更できるアジャスター付きのパドルなどは、パドル内部に水が入ってしまうことが頻繁にあります。
アルミ製の場合は忘れてそのまま仕舞っていると、次開けた時には錆だらけ…なんてことも。
しっかりと分解して乾燥するよう注意しましょう。
乾燥後は保管!
ベストな保管方法
一番インフレータブルボードに負担をかけない方法は、膨らませたままの保管です。
空気を抜いて巻くのは運搬時だけにして、家に帰ったら7割程度の圧力で空気を入れておきます。
立てかけても寝かせておいても構いませんが、誰かに踏まれてしまったりするような場合は、
折れてしまうのを防ぐためにフィンを上側にしておくのがいいですね。
そんなスペースないよ!という方にも、アイデア次第で置くこともできますよ。
①頭上のスペースを使う
膨らまして、廊下の天井に突っ張り棒で上げてます。
突っ張り棒は不安!という方は、持ち家であればラックバーをビス止めすれば安心です。
価格:2,970円 |
自転車用によく使われるサイクルリフトを使用することもできます。
こちらは見た目にもオシャレなのでオススメですよ。
ASMSW カヤック ホイスト 自転車 スタンド カヌー リフト バイクラック 天井 吊り下げ ガレージ 収納 価格:6,785円 |
→サイクルリフトを楽天で検索
ハードボードでもこのような金具を使えば安心して保管できますね。
②階段のスペースを使う
メゾネット形式になっているお家の場合は、階段の途中にスペースがあれば立てかけておけますね。
うちはメゾネットですが階段の幅が狭いので圧倒的存在感ですが…(笑)
③壁にかける
壁面に金具を取り付け、設置する方法です。
おしゃれなボードはインテリア代わりにもなりますね。
価格:3,300円 |
空気を入れて保管している場合、冬になると少ししぼんだ?
あれ、空気抜けてる?となることがあります。
空気が冷えて収縮し、圧力が下がっているだけなので心配ないです。
不安になって冬の間に空気をパンパンにいれてしまうと、暖かくなってきた時のパンクにもつながるので覚えておきましょう。
スペースがない場合は
空気を抜いて、ボードを巻いて保管することになると思いますが、
ペタンコまで空気を抜くのではなく、空気少し入れて出来るだけきつく巻かずに丸めましょう。
折り目にシワがついてしまうことによる、剥がれや接着強度の低下を防ぐことができます。
特に空気を吸いだすことの出来るサクション機能のついたポンプをご使用の場合は注意しましょう。
吸い出したままにするのは運搬時だけにして、保管の際は空気を入れてあげてくださいね。
そして、巻いて保管する場合は、2-3か月に1度は空気を入れて広げてあげましょう。
半日程度そのまま放置してあげると、シワが伸びて跡になってしまうのを防ぐことが出来ます。
また、動かす時は、折り目を擦らないように気を付けましょう。
折り目は固くなっているので少しこするだけでパンクの原因になってしまいます。
特に冬の寒い時期にはゴムやPVCが硬化してしまい、
衝撃を与えると割れたり破損の原因になりますので慎重に扱いましょうね。
屋外保管の注意
屋外で保管する場合は、できれば物置の中、
最悪でもカバーはかけてあげるようにしましょう。
インフレータブルボードの材質であるゴムやPVCは、
オゾン劣化と言って大気中に含まれるオゾンによって劣化が進行します。
また、紫外線などの太陽光によって劣化する場合もあります。
特に直射日光のあたる場所などは要注意です。
朝晩の寒暖差のある地域にお住まいの場合、
暖かいときに膨張、寒いときに収縮を繰り返すことによって劣化が早まります。
梅雨時期などの過度な湿気もあまりよくありません。
出来れば屋内での保管がベストですが、スペースがない場合もあると思いますので対策を検討しましょうね。
シーズンインには必ずチェックを
シーズンが始まる前に、シワの伸ばしがてら空気の漏れがないかチェックしましょう。
現地についてから漏れが発覚すると1日無駄になってしまいますし、
出艇した後に気付いて沖に出てしまっていた場合、事故の原因にもなりかねません。
圧力をかけたまましばらく放置して空気が抜けているようであれば、エア漏れが発生しているかも。
エア漏れ箇所を確認する場合は、自転車のタイヤと一緒で石鹸水を使います。
石鹸水を入れたスプレー式の霧吹きがあると便利ですが、石鹸水を怪しい箇所に塗ることで確認できます。
エア漏れ箇所はブクブクと泡が出るので、小さい穴ならリペアキットを使って事前に修理をしましょう。
インフレータブルボードは3年間くらいを寿命のラインに設定して、
購入からそれ以上経つ場合はよく注意して確認するようにしましょうね。
万が一の事故を防げるのは自分だけですよ。
まとめ
少し困ることもあるSUPボードの保管。
工夫してスペースを見つけてみてください。
保管期間での劣化を最小限にして長持ちさせられるよう、
保管方法にもこだわりを持って置いてあげるようにしましょうね。